FC2ブログ
 

 投稿記事一覧は、ブログ上部の「All」からどうぞ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

脅迫された人妻 part3

3

ウィークデイのこの日、伊部は体調不良の理由に仕事を休み、杉野由紀子に指定した午後一時半より一時間ちかく早く、R公園にやってきた。

まずそれはないだろうと思いながらも、かりに杉野由紀子が警察に訴えた場合を想定して、彼女と会う前に周辺を見ておこうと考えたからだった。

当初伊部は、由紀子をホテルに呼び出して部屋に連れ込むことも考えた。だがそれは、最悪のケースを想定すると、事前にそれをチェックすることも、部屋に入った場合は逃げ出すこともできず、リスクが大きすぎた。

そこで、公園という場所を選んだのだった。

ただ、彼女と会う時刻は、できれば夜のほうがよかった。だが専業主婦の彼女が夜外出するのはむずかしいだろうと思い、仕方なく昼間呼び出すことにしたのだ。

ほかにもう一つ問題があった。それは、杉野由紀子が伊部の顔を見て、郵便配達員だとわかるかどうか、ということだった。

おそらくわからないだろうと伊部は思った。

伊部の記憶では、いままで由紀子とまともに顔を合わせたことはなかった。ちらっとぐらいなら見られたことはあるかもしれないが、配達中はヘルメットを被っている。そのときの顔とヘルメットを脱いだ顔が簡単に一致するとは思えなかった。

それでも伊部は緊張しきっていた。真夏の陽差しが照りつける公園の中を見回っていると、指定した時刻が近づくにつれて胸苦しくなってきた。

当然だった。一つまちがえば犯罪者として警察に逮捕されかねないのだ。それはないはずだと思いながらも、いざとなると最悪のケースが何度となく頭をよぎった。

腕時計を見た。これまで数えきれないほどの回数見ていたが、ようやく一時半になろうとしていた。

伊部は木陰から噴水のある広場を見ていた。

公園には四方に出入口があって、杉野由紀子がどの方向からくるかわからなかった。ただ、真夏の真っ昼間、それにウィークデイとあって、たまに園内を通りすぎていく人はいても、留まる人はいない。それだけは伊部にとって好都合だった。

だが一時半になっても杉野由紀子は現れない。

(無視するつもりか?)

伊部はじりじりしながら思った。苛立っているうちに緊張感のほうは多少薄らいできていた。

一時半を五、六分すぎたとき、白いパラソルをさした女が広場に現れた。

伊部はドキッとした。緊張感が一気に跳ね上がった。

杉野由紀子だった。硬い表情で周りを気にしながら、噴水に近づいていく。

由紀子を凝視したまま、伊部は手にしているペットボトルの天然水を飲み干しその場を離れた。

杉野由紀子にヤバイ付き添いがいないことを確かめなければならなかった。広場の周りを急いで見てまわった。

人影はほとんど皆無という状況なので、不審な者がいればすぐに眼につく。幸いヤバイ付き添いらしき者は見当たらなかった。

(よし、いくぞ!)

伊部は気合を入れて広場に出ていった。

杉野由紀子が近づいていく伊部に気づき、うろたえた表情を見せた。白地に縦の黒いピンストライプが入ったワンピースが、プロポーションのいい彼女によく似合っていた。

伊部はそばにいって笑いかけた。

「奥さん、きてくれたんですね」

緊張は隠せず、笑いかけたつもりが顔は引き攣り、声がうわずった。

「どうしてわたしのことを……」

由紀子が伊部を睨んでふるえ声でいった。

「電話でもいったけど、前から好きだったんです。いまはそれだけしかいえません。ついてきてください」

伊部はそういって歩きだした。

「どこへ?」

由紀子がついてきながら不安そうに訊く。

「人目につかないほうがいいでしょ」

伊部が振り返っていうと、由紀子はうろたえた表情になった。

そこは事前に下見して見つけておいた、植え込みの奥だった。ちょうど人の背丈ほどの樹木に囲まれている場所で、その中ほどに巨木が立っていた。

付近には所々に巨木があって、あたりは日陰になっている。

由紀子はパラソルを畳んでいた。伊部は彼女を巨木を背にして立たせると、その前に立ち塞がった。

「ここなら人目につかない……」

そういって両手で彼女の肩を木に圧しつけキスしようとした。

「いやッ、やめてッ」

由紀子は小声でいってかぶりを振る。バッグとパラソルを落とし、両手で伊部を押しやろうとする。

「大人しくしたほうがいいんじゃないの、奥さん。エッチビデオのこと、どうなってもいいの?」

伊部の脅しにハッとしたようすで由紀子は抵抗をやめた。

片方の手でワンピースの上から乳房をわしづかんだ。いやッ、と由紀子は表情を歪めて小声を洩らした。

伊部は乳房を揉みたてた。

由紀子が悩ましい表情を浮かべてのけぞる。

伊部は唇を奪った。[無修正ムービー]で見た彼女の乳房は、スリムな軀つきながら手にあまるほどの量感があって形もきれいだった。二十四歳というだけあってみずみずしく、しゃぶりつきたくなる美乳だった。

それを感じさせる乳房を揉みたてながら伊部が舌を差し入れようとすると、由紀子は唇を硬く引き締めて拒んだ。だがそれも一瞬だった。鼻にかかった呻き声を洩らすと同時に、伊部の舌を受け入れた。

由紀子の舌が、からまろうとする伊部の舌を押しやろうとする。

伊部は早くも勃起していた。それを、由紀子の下腹部にぐいぐい押しつけた。

ふっと伊部を押しやろうとしている由紀子の両手から力が抜けた。同時に舌からも。伊部が乳房を揉みたてペニスを押しつけながら舌をからめていくと、おずおずと由紀子も舌をからめてきた。

(いいぞ、その調子だ)

伊部が胸の中が快哉の声をあげたとき、由紀子がせつなげな鼻声を洩らして腰をもじつかせはじめた。

伊部は驚いた。カッと熱くなった。由紀子はただ腰をもじつかせているだけではなかった。ペニスに下腹部をこすりつけているのだ。若妻も興奮してその気になってきたのだ。その証拠に舌も熱っぽくからめてきている。

伊部は唇を離した。由紀子は俯いた。興奮のためとわかる強張った表情で息を弾ませている。

伊部はズボンのチャックを下ろしてブリーフから怒張を取り出した。由紀子の手を取って怒張に導くと、いやがらず、それどころかじんわりと握りしめてきた。

(借金返済というのは建前で、本当は欲求不満なのかも…)

伊部はそう思い、ゾクゾクしながらワンピースの裾から手を入れた。

パンスト越しに太腿をなぞり上げ、ヒップのまるみを撫でまわす。むちっとしたヒップがくねる。さらに手を前にまわし、股間をまさぐった。

[無修正ムービー]で見た彼女のそこはスリムな軀つきをしているせいか、恥丘がいやらしいほど露骨に盛り上がっていた。

そうやって下着越しにまさぐっていると、はっきりとそれが感じ取れて、伊部の欲情をかきたてた。

手をパンストの上から強引に下着の中に差し入れた。

いやッ、と由紀子が小声を洩らした。

だが、いやがっているというより恥ずかしがっているだけという感じで、されるままになっている。

伊部は股間をまさぐった。ビデオで見た、どちらかといえば濃密な部類のヘアと、ビチョッとした粘膜が手に触れた。

「すごいな、奥さん。もうビチョビチョだよ」

胸に顔を埋めてきている由紀子の耳元で伊部は囁き、ヌルヌルとした肉びらの間を指でこすった。

「い、いやッ……だめッ……あン、いやッ……ああッ……」

由紀子はきれぎれにせつなげな小声を洩らしながら、そして手にしているペニスを繰り返し握り直しながら、たまらなそうに腰を振る。


新妻【借金肉欲地獄】 著者:雨宮 慶 発行所:フランス書院

→【part4
→【part2

脅迫された人妻 part2

2

ちょうど一週間前のことだった。

その夜伊部はワンルームマンションの自室でパソコンに向かってアダルトサイトを覗いていた。

伊部がアダルトサイトで見るのは、いつも“素人の人妻もの”の[無修正ムービー]に決まっていて、しかもその中から“若妻もの”で気に入ったものをダウンロードしてはマスターベーションの“おかず”にしている。

伊部は二十三歳の独身。郵便局で配達員をしている。

半年ほど前にそれまで付き合っていた彼女と別れて以来、交際相手はいない。

別れた彼女は同い年の看護師で、別れ話を切り出したのは彼女だった。形としては伊部の方が捨てられた恰好だが、伊部にはそういう思いはなく、あっさりと別れ話に応じた。

それというのも伊部自身、彼女との関係に飽きていたからだった。それに彼女のことはもともと性欲の捌け口として都合が良かったというだけで、容貌にしろ軀にしろそれほど魅力を感じていたわけではなかった。彼女にしてもそういう伊部の胸のうちが見えていたのかもしれない。

ただ、伊部は簡単に恋人をつくることができるタイプではない。性欲の捌け口を失ったのは残念だった。

それでもあっさりと彼女の別れ話に応じたのは、彼女とのセックスにもあまり燃えなくなってきていたからだった。

伊部自身その原因はわかっていた。そうなる前からインターネットのアダルトサイトで見はじめた“素人の人妻もの”の、中でも“若妻もの”の[無修正ムービー]だった。これにたちまちハマッて、若妻の魅力の虜になってしまったのだ。

伊部にとって若妻とは、年齢は二十代、結婚して三年以内をいう。そしてその魅力は言葉どおり、若さと人妻、その二つの魅力を併せ持っている点にあった。

伊部は想っていた。

(若妻ってのは、まだ夫との性生活が新鮮だから、毎晩のようにセックスしてるはずだし、したがってるはずだ)

そんな妄想を抱かせるところも若妻の魅力だった。

(だから、その欲求が満たされないとビデオに出たりするのかもしれない……)

[無修正ムービー]に出ている若妻は、サンプルの中の紹介文やムービーの中のインタビューでほとんどが欲求不満を口にしている。

もちろんそれだけではない。欲求不満を解消するだけならなにもビデオに出なくてもいいはずだから、金のためもあるにちがいない。

結局、ビデオに出ている若妻や熟女の人妻の多くは、欲求不満の解消と金の一石二鳥を狙っているのかもしれない。

それでも若妻の[無修正ムービー]を見ていると、ほかのどんな種類の女たちよりも伊部は興奮させられる。

若さと成熟が絶妙にミックスした裸身……セックスに興味津々……それなのに欲求不満……セックスをしたくてたまらない……夫以外の男とセックスして燃えてしまう「」……。

若妻というだけでそんなイメージがつぎつぎに湧いてきて、そのすべてが刺戟的で、欲望をそそられるのだ。

そうなると、もとよりあまり魅力的ではなかった同い年の彼女とのセックスがどんどんつまらなくなってきたのだった。

そもそも伊部が“若妻もの”の[無修正ムービー]を見はじめたのは、その前に自分が担当している郵便物の配達区域に住んでいるある若妻に魅せられて憧れるようになっていたのがきっかけだった。

その若妻は口元のホクロが色っぽくて、優しげな顔立ちをしていた。年齢は二十代前半の感じで、プロポーションもよかった。

若妻の家に配達する郵便物や、家のようすを観察しているうちに、家族構成や家族の名前もわかっていた。

若妻の名前は杉野由紀子。家族は夫の杉野達郎と二人だけ。杉野達郎は三十前後の、見るからに真面目で堅そうな感じの勤め人だった。

伊部は“若妻もの”の[無修正ムービー]を見ているときも、それを見ながらマスターベーションをしているときも、痴態をくりひろげている若妻と杉野由紀子を重ね合わせていた。

そのうち映像や妄想だけでは満たされなくなって、人妻専門の風俗店に通うようになった。そして、プロの人妻を体験しているうちに、素人の若妻、杉野由紀子への思いがますます募ってきた。

ところが一週間前の夜、いつものようにインターネットで“若妻もの”の[無修正ムービー]を見ていた伊部は、「原田祥子」という若妻のサンプル映像に眼が釘付けになった。

まさか! あり得ないと思いつつも激しい胸騒ぎに襲われながら、すぐに「原田祥子」の動画をダウンロードして、食い入るように見た。

そのビデオも、素人ものによくあるパターンで進行していた。最初にインタビュー、そして脱衣、オナニー、フェラチオ、本番……というパターンだ。

原田祥子という名前はもちろん偽名にちがいないが、インタビューに彼女はつぎのように答えていた。

年齢二十四歳。結婚一年半。子供なし。夫とは一年以上前からセックスレス。撮影に応じたのは、借金返済のため……。

彼女は初めから終わりまで黒縁の眼鏡をかけていた。

だが、眼鏡を外した顔を想像すると、杉野由紀子そっくりだった。そしてなにより杉野由紀子と同じ口元に色っぽいホクロがあった。

あの奥さんが? 信じられない……でも似てる、そっくりだ……いや、まちがいない!

無修正の生々しい動画を何度も繰り返し見ているうちに、伊部の疑惑は確信に変わっていった。

それと同時にどうしようもないほど興奮をかきたてられて、マスターベーションをせずにはいられなかった。しかも何度も……。

というのも色っぽいうえに上品さも兼ね備えた、優しげな顔立ちのあの奥さんが、いくら男に指示されたにしても、それに初めのうちは恥ずかしそうにしていたにしても、ここまでいやらしくなれるものなのかとその落差の大きさに驚かされて、よけいに興奮を煽られたからだった。

あの奥さんの中にも、まるでヤリマンみたいな、あんないやらしいところがあるんだ。だったら、俺にもやらせてほしい。やらせてくれるんじゃないか。

伊部はそう思った。

もっともそうは思ったものの、当初はそれを実行するにはためらいがあった。それでも日に日に欲望が募って、ためらいがふっきれたのは一週間後だった。


新妻【借金肉欲地獄】 著者:雨宮 慶 発行所:フランス書院

→【part3
→【part1

脅迫された人妻 part1

1

配達の途中、R公園の出入口の脇の駐車場にバイクを駐めて、伊部孝也はそばのベンチに腰を下ろした。

腕時計を見た。 午後一時十五分。

平日はこの時間帯、杉野由紀子の家には彼女しかいないはずだった。

初夏にしては強い陽差しが照りつけていた。伊部は手の甲で額の汗を拭いながら、携帯電話を取り出した。

さすがに緊張して、さっき昼食を摂ったとき充分冷たいお茶を飲んだというのにもう喉が渇いていた。

固唾を呑み、舌で唇を湿しながら、携帯に登録している杉野由紀子の自宅の電話番号を表示して、電話をかけた。

「はい、杉野です」

数回の呼び出し音のあと、澄んだ女の声が出た。

「奥さんですか?」

伊部は聞いた。

「そうですけど、どなたですか?」

伊部の声が緊張して硬かったせいか、由紀子の声が警戒するような感じに変わった。伊部は切り出した。

「奥さん知ってます? 奥さんがセックスしてるビデオがインターネットで流れてるの」

「え!?……なんなんですか、いきなり変なこと……失礼じゃないですか、かけまちがいでしょ」

必死にシラを切ろうとしているようだが、声はうわずり口調はしどろもどろしている。ひどく動揺しているのが手に取るようにわかった。

(やっぱり、まちがいない。本人だったんだ)

そう確信していても、杉野由紀子本人からそれを裏付ける反応を得て、伊部は興奮した。

「かけまちがいなんかじゃないですよ。俺、奥さんのことはよく知ってるんですから。ていうか、前から奥さんを見てて、(いいなァ、色っぽいなァ)って憧れてたんだから。で、ネットで奥さんを見たとき、黒縁の眼鏡かけてたから最初は(似てるなァ)って感じだったけど、口元の色っぽいホクロも同じだし、何回も見てるうちにまちがいない、やっぱり奥さんだってわかったんですよ。いやァ、そのときはもうビックリなんてもんじゃなかったですよ」

「やめて!」

突然、由紀子が悲痛な声を発した。

「勝手なこといわないでッ。あなたがなにをいってるのか、わたしにはまったくわからないわ。迷惑です。悪質ないたずらはやめてッ」

ヒステリックにいうなりガチャンと受話器を置いた。

伊部はすぐにかけ直した。

由紀子はまだ受話器のそばにいるはずだが、呼び出し音が鳴っていても出ない。伊部が辛抱強く待っていると、ようやく繋がった。

由紀子は黙っている。伊部は訊いた。

「奥さん、ネットに流れてる自分のエッチなビデオ、見てないんですか?」

「見るわけないでしょ、そんなもの。わたしとは関係ないんだから、あなたが勝手に勘違いしてるだけなんだから。そんなことより、もう電話なんかかけてこないで」

由紀子は必死に感情を抑えているような口調でいった。

見ていないというのは本当かもしれない、と伊部は思った。

「でも奥さんが男とやってると子がネットに流れてんですよ。それは事実なんですよ。もうビデオに撮られたってことは認めたほうがいいんじゃないですか」

「そんな……ありもしないこと、あるわけないじゃないの」

動揺を抑えきれないらしく、由紀子はまた感情的になっていった。

反対に伊部は穏やかに、努めてていねいな言葉づかいでいった。

「まだしらばっくれるつもりですか。じゃあ仕方ないな。こんなことしたくはないんだけど、どうしても認めたくないっていうんだったら、奥さんがやってるとこ、ご主人に見てもらって、確かめてもらいましょうか。それでもいいですか?」

「やめて!……脅迫するなんて、ひどいわ……あなた誰? 誰なの?」

由紀子はひどくうろたえたようすで言い募った。

伊部はほくそ笑んだ。由紀子自身、インターネットに流れているセックスシーンが自分のものだと認めたも同然だった。

「だからいったでしょ、俺だって本当はこんなことしたくないって」

そういうと伊部は打って変わって熱っぽく話しかけた。

「俺、奥さんのこと好きだから、困らせたり苦しめたりしたくないんです。奥さん、ビデオの中のインタビューで借金を返済するためだっていってたけど、俺、奥さんがあんなエッチシーンを撮影させるなんて最初は信じられなかったし、すごいショックだったですよ。でも、だからって嫌いにはならなかった―――ていか、奥さんがほかの男とやってるとこ見てたら、妬けて妬けてたまんなかったけど、俺、もともと奥さんみたいな熟女が好きだから、奥さんの裸も、やってるとこも、見ててすごく興奮しちゃって……」

「…………」

「で、それまで憧れてるだけだった奥さんに、親近感が湧いてきちゃったんです。で、ほかの男とあんなエッチなことしてるんなら、俺にもやらせてくれたっていいだろうって思ったんです。それも脅迫とか無理やりとかじゃなくて。俺、奥さんと仲良くしたいんですよ。仲良くエッチを愉しみたいんです。ね、俺の気持わかってくださいよ、奥さん」

由紀子は黙っている。

伊部は沈黙の意味を測りかねた。相手の胸のうちがわからないまま、いった。

明日のこの時間、午後一時半にR公園の噴水の側で待ってます。R公園わかりますよね」

由紀子はなおも黙っている。いま伊部がいるR公園は彼女の自宅からそう遠くない場所にある大きな公園だから、彼女も知らないことはないはずだった。

「ただし、それはないと思うけど変な考えは起こさないでくださいよ。そんなことをしたら俺もしたくないことをしなきゃいけないし、奥さんだって大変なことになりますよ、いいですね」

伊部はやんわりと脅しをかけた。

どう思っているのか、由紀子はまだ黙っている。

「じゃあ明日必ずきてください。愉しみに待ってます」

伊部はそういうと電話は切った。


新妻【借金肉欲地獄】 著者:雨宮 慶 発行所:フランス書院

→【part2
 

管理人

 

amaero

Author:amaero
当ブログは、6/3を以て更新を終了いたしました。

 

検索フォーム

 

 

カテゴリ

 
 

メールフォーム

 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。